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ドイツ語同時通訳の勉強会にチャレンジしてみたら。。。冷や汗体験談

こんにちは^ ^

語学を使って実践的なキャリアアップをお勧めするAKKOです。

語学を駆使して仕事がしたい!そう強く思ったのは大学院の修士課程でドイツ語学を学んでいた時のことでした。言語学専攻の学生が集まる場所だけあり、生半可な語学力では太刀打ちできないドイツ語文献の奥深さと厳しい授業、そして難解で膨大な課題。

たくさんの文献を読みこなし、自分なりの視点を添えて論文という形にまとめること、参考文献や脚注の書き方、論文の書き方、学会での発表、正直なところ、私には興味や情熱が持てませんでした。ついていけなかった、と言ってもいいかもしれません。

ドイツ語という言語は大好きで、ドイツの文化も価値観も好きでしたが、古い文献を研究するのではなく、誰の文献のどの箇所を参照したのか、をひたすら調べるのではなく、「今起きていること!」そのものに興味がありました。早く社会に出たい!、生きたドイツ語を使って仕事がしたい!そう考え、大学でドイツ語の先生になりたいという夢は諦め、ドイツ語通訳ガイドになったのです。

通訳ガイドの体験についてはこちらに書いているので興味があれば読んでみてくださいね(^_^)

今日はそんな私が2018年に生まれて初めて挑戦してみた「ドイツ語同時通訳の勉強会」に参加し、大汗をかいたお話を体験談にまとめてみました(^_^;)

ドイツ語同時通訳勉強会とは?

結果的に、私が参加したドイツ語同時通訳勉強会は、ドイツ語の現役同時通訳者、そしてこれから通訳を目指す人のための超ハイレベルな勉強会でした(^_^;)

友人が長年参加しているという勉強会にちょっと気遅れしながらも、おそるおそる・・・参加させていただきました。

ドイツ語同時通訳勉強会ですが、まず、普通の逐次通訳ではなく、「同時通訳」のための勉強会である点が重要ポイントです。

  • 逐次通訳・・・話者と通訳者が交互に話す。
  • 同時通訳・・・話者に続き、通訳者がほぼ同時に訳していく。

英語の同時通訳の勉強会や学校は複数あると思いますが、「ドイツ語の同時通訳勉強会」というと探してもなかなか見つけるのが難しいでしょう。

私が参加した勉強会では、大学教授が1名、アシスタントが1名、ドイツからのネイティブが毎月代わる代わる参加していて、いずれも通訳を専門的に学んでいる、教えている、通訳者として活躍している人たちが学習者として集まっていました。

学習者である参加者は多くて8-10名だったと思います。大使館勤務の方、現役翻訳者の方、現役通訳者などドイツ語やドイツに関わる仕事をしている人ばかりでした。

皆さん顔なじみ~という感じで仲が良く、ただ者ではない、ベテランの風格を漂わせていました。

場所は都内某大学の一部屋を借りて行われ、教授を中心にコの字に机を並べて座り、週末の一日、10時~16時くらいまで?お昼を除いて5時間ドイツ語漬けの勉強会でした(^_^;)

ドイツ語同時通訳の勉強会で行われていたこと

ドイツ語同時通訳勉強会で行われていたのは、主に教授が選んだニュース等の音声を聞いて、順番に訳していく、というシンプルなスタイルの勉強でした。

ドイツ土産のクッキーなどが回ってきたりしてアットホームな雰囲気なのかと思いきや・・・いきなりものすごい緊張感でスタートしました(^_^;)

まずは全員がドイツ語で自己紹介。

「Ich bin…(イッヒ ビン…:私は~) えーと~」

緊張してヘンなドイツ語で挨拶した私は「今日は聴講生でお願いします」と伝えたつもりだったのですが、なぜかいきなり本番に参加する成り行きになり。。。

緊張感高まる中・・・勉強会スタート!

まず教授が音声プレーヤーで音声を流します!(または教授が新聞を読みます。)この時点では動画などは一切なし。

通して全員で聞くのですが、これが速い!!!そして内容が政治経済など難解な内容!!!

一通り聞いた後・・・みんなで顔を見合わせて苦笑い。

誰もが「難しいね。。。」っていう雰囲気で苦笑いをしているものと思いきや、その後、順番に当てられて一段落ずつ訳していくのですが、みなさん、すごい!ちゃんと訳しているのです!しかも一文じゃなくて一段落!なのです。結構なボリュームがありましたよ(^_^;)

安部内閣の政務官が・・・とか、ドイツキリスト教民主同盟がどうの・・・とかさらっと出てくるのです。

「えー!みなさんってば、難しいねっていう顔してませんでしたっけ?」っていう狐につままれた感覚。。。でいたのは私だけだったでしょうか(^_^;)

1~2回聞いただけでこのニュースみたいな猛スピードのドイツ語がここまで深い日本語で訳せるのか!と感動と尊敬ものでした。

ドイツ語から日本語、そして日本語からドイツ語へ・・・本当にすごいなと感じたのは、ドイツ語力というより、むしろ的確な「日本語力」の方でした。

政治経済の専門的なドイツ語を専門的な日本語に置き換えるその力!

本当に惚れ惚れしてしまいました(*^_^*)

私の番・・・もちろん、穴埋め問題のような日本語訳になり、ところどころキーワードが聞き取れず、訳せず、分からない単語も結構ありました(^_^;)

「えーっと、あー、その~・・・・こんな感じでしたかね?」しどろもどろ・・・っていう感じでしたね。皆さんのレベルが高すぎて余計に冷や汗が。。。皆さん、笑って~と思っても誰一人笑ってくれないし、真剣そのもの。

通訳の解説やヒントはたくさんフィードバックとして、いただきましたけど。。。

一応ドイツ語検定1級、ドイツ語通訳ガイドの資格やその他ドイツ語上級検定に合格してドイツ留学経験があってドイツ語で修士課程まで行ったのですが・・・素手で野球をしに行ったようなものだな、と感じました。。。

同時通訳という分野は専門の訓練と継続した勉強が必要なのだ!と強く感じました。

10時~16時までお昼を除いて5時間集中!脳がしびれ、ぐったり疲れました・・・。

ドイツ語同時通訳の勉強会で使用されていた教材!

ドイツ語同時通訳の勉強会で使われていた教材はほぼ政治経済のニュースで、実際にドイツ語通訳者が現場で通訳するような教材が使われていたと思います。

Deutschlandfunk   https://www.deutschlandfunk.de/
(ドイツラジオ文化放送)

Deutschlandfunk(ドイチュラントフンク)は、政治経済ニュースなどを報道するドイツで人気のある公共ラジオ放送局ニュースです。

ドイツ語同時通訳勉強会では、ドイツ語から日本語に訳す時の教材としてよく使用されていました。

反対に、日本語からドイツ語の教材には日本の「朝日新聞」などの経済誌面が使われていました。

実践に役立つインタビュー記事なども多かったような。。。

他にも有名どころでは下記のようなニュースサイトがあります。

die Welt (Welt online) http://www.welt.de/  (政治経済ニュース)

Zeit Online http://www.zeit.de/ (ベルリン発ニュース新聞)

面白くて難しかったのは、News Week の記事を日本語からドイツ語に訳した時ですね(^_^;)

言い回しに比喩が多くてどう訳せばいい?と焦ったので、とっても印象に残っています。

Newsweek日本版 https://www.newsweekjapan.jp/

ドイツ語同時通訳者には、政治経済ニュースをスラスラと独日も日独も訳せるようなレベルが求められているので、教材としては日本語とドイツ語の様々なニュース、特に時事ニュースに触れることが重要ですね!

同時通訳勉強会では、後半は動画で少し軽めのテーマで同時通訳の勉強をしたのですが、ドイツ人夫婦の育児や仕事観、社会問題などのドキュメンタリーのテーマなどがあり、後半になると(少し)ほっとしていた私です(^_^;)

ドイツ語通訳勉強会のススメ

超ハイレベルな通訳勉強会は、ちょっと横に置いておき、実際に逐次通訳レベルのもう少し親しみのあるドイツ語通訳の勉強会をするなら、こんな形はいかがでしょうか。

  • 場所を確保!静かで音の出せる、スクリーンなどを共有できる施設がベスト!
  • 人数は5-6人、多くても8人くらいまでがいいと思います。
  • ファシリテーター(進行役)を持ち回りで決め、役割になった人がテーマや教材となるドイツ語、日本語を準備してくる、もちろん模範解答も。
  • 音源を通して聞く。
  • 1段落または1文ずつ区切って、順番に当てていく。
  • 当てられた人が訳していく。
  • その訳に対して批判はしないこと!個人攻撃もしない!純粋に訳に対して、意見を出し合う。こんなことでは?こんな解釈がベターでは?という感じで。
  • 教材は日独、独日、両方向で行い、できれば最後に動画付で教材を全員で観て理解を深める。
  • レジュメ(議事録)を書く人を順番で決めておき、勉強会の2-3日後以内に決められた場所へアップロードまたは参加メンバーへメールで配信すると良い!

できるだけ、参加者のレベルに合わせて「ちょっと頑張れば手が届くかも?」というレベルの教材を用意した方が良いでしょう。

定期的に勉強会を開くことで、通訳の勉強が習慣化でき、勉強仲間からもたくさんの情報や刺激がもらえます!

平日に仕事をしているメンバーであれば月に一度でも十分だと思います。参加者の負担にならない程度の頻度での開催を。

勉強会の名称、目的や叶えたい未来も話し合って決めておくと、より長続きすると思います。

私だったら、「ドイツ語通訳勉強会 praktisch(プラクティッシュ=実践的な)」「2020年のオリンピックで通訳として活躍、その後は会議通訳者として活躍できるようドイツ語通訳のレベルアップをはかる会!」のような感じにします(*^_^*)。ぜひ、ご自身が主催者となって今すぐ初めてみてくださいね!

まとめ

私の無謀なチャレンジと撃沈の体験談を読んでくださってありがとうございました。

レベルが高すぎると感じながらも3回くらいは頑張って出席していたのですが、だんだんと仕事が忙しくなったのを言い訳に足が遠のいてしまいました(^_^;)

でも新しい世界を体験したこと、プロの仕事を体感できたことはとても素晴らしい体験だったと思います。

ピラミッドに例えるならば、彼らはまさにドイツ語界の頂点で活躍している方々!難易度の高さも最高レベル!

その世界に飛び込んでみたいの?と言われると正直、怖気づいてしまいますが、頂点の質の高さが何となくわかったので、日々の仕事、通訳や翻訳の機会がある時には、その場のベストを尽くしていこう!少しでもあの場所に近づけるように!と、その後、気をとりなおして、気合スイッチを入れたのでした(^_^;)

実力以上の場所に思い切って飛び込んでみたら、本物が集まる凄い世界を垣間見ることができた、というお話でした!


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