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通訳者と翻訳者の収入ってどのくらい?どっちが稼げるの?

こんにちは^ ^

語学を使って実践的なキャリアアップをお勧めするAKKOです。

私は約20年間にわたり、複数の外資系企業で英語やドイツ語を使って仕事をしてきました。

外資系企業の中では業務の一環として通訳や翻訳の仕事が発生します。

企業の中での通訳や翻訳ではなく、フリーランスで通訳と翻訳を目指す場合、ずばり収入はどれくらいでしょうか?

フリーランスだと収入が不安定なのでは?いくらぐらい稼げるのか?

気になりますよね^ ^

今日は、通訳派遣も行っている外資系の翻訳会社に勤務した時代の経験を思い出しながら、

通訳と翻訳の相場について書いてみたいと思います!

通訳者の相場はどれくらい?

ずばり、通訳者の相場ってどのくらいなのでしょうか?

通訳の老舗、大手エージェントといえばサイマル・インターナショナルですが、サイマルの対お客様向け通訳料金は以下の通りです:

クラスがSからGまでありますが、これは派遣する通訳の難易度を示しています。

Sは医療などの特定の高度な分野の通訳、A、B、Gは難易度を3段階で表示したもので、

具体的な定義はわかりませんが、通訳者のレベルという理解に置き換えることができます。

半日の最低料金が34,000円です。

通訳会社は最低でも30%~50%の粗利を乗せると思いますので、クラスGのレベルでの通訳者への3時間までの料金は

17,000円~23,800円となります。

仮に3時間勤務の通訳をこなした場合、時給は5,666円~7,933円です。

 

なんておいしい時給!と感じましたか?

時給は5,666円で確かに普通のフリーランスの時給よりは高いでしょう。

でも、通訳の仕事は準備が6割、本番4割といっても過言ではないくらい下準備が大切です。

つまり、3時間の通訳に4.5時間の準備時間がかかった場合、合計7.5時間です。

17,000円÷7.5=2,266円ですから、派遣社員の少し高めの時給と同程度、となってしまいます。

ただし、これにはからくりがあり、経験を積めば積むほど通訳者としての適応力が高まり、

準備時間が短くなりますので、その結果、時給が高くなります。

 

【サイマルでクラスG、半日通訳の場合】

・通訳者の時給:5,666円~7,933円

・半日の報酬:17,000円~23,800円

・準備時間を含めると:時給2,266円~

 

次に、会議通訳に定評のあるコングレの通訳料金表を見てみましょう。

コングレの場合、半日の定義は4時間まで、最低料金は35,000円です。

通訳会社の取り分を半分とした場合、通訳者の報酬は17,500円です。

時給に換算すると17,500円÷4=4,375円です。

6時間の準備時間がかかった場合、17,500÷10=時給1,750円という計算になります。

 

【コングレでクラスC、半日通訳の場合】

・通訳者の時給:4,375円~

・半日の報酬:17,500円~

・準備時間を含めると:時給1,750円~

 

ちなみに、私が勤務していた外資系の会社での通訳派遣サービスは、通訳者には最低でも4時間2万円を支払っていました。

ただし、会議通訳など高度な通訳の場合です。

展示会アテンドなどは一日8時間で1万円~2万円が相場でした。

準備をいかに効率的に、合理的に行っていくか、が時給アップの鍵になります。

通訳の仕事は大変な集中力と瞬発力を必要とする職業です。

4時間の仕事であっても一人で会議通訳をすることは稀ではないかと思います。

通訳者が2名程度の体制を組み、一定時間を交替で通訳にあたることが多いでしょう。

それでも、高い時給でなければやっていられない、と思うほど

脳をフル回転させてぐったり疲れるのが通訳の仕事です。

翻訳者の相場はどれくらい?

通訳者と異なり、持久力や調査力が求められる翻訳者の仕事。。。

実際にフリーランスで翻訳の仕事をする場合、どれくらいの相場だと思いますか?

翻訳の分野や語学の組み合わせによっても単価が異なると思いますが、

一般的に実務翻訳の場合、英日の翻訳で1ワード(英単語)7円~10円程度が相場なのではないかと思います。

つまり、1ページに英単語が200字程度ある文書を翻訳する場合、1,400円~2,000円です。

また、繰り返し同じ単語が出てくる場合、リピート単語の単価が低く設定される場合があります。

翻訳支援ツールを使用すると、新規とリピートの単語の語数をカウントすることができますので、

新規10円、リピート6円などといった料金体系になります。

依頼者である顧客に対しても新規20円、リピート12円といった料金で請求をします。

 

翻訳のスピードは翻訳者の経験や語彙の蓄積によって大幅に異なります。

初心者であれば200字の文書を訳すのに4時間かかることもありますし、

熟練の翻訳者であれば30分で終わることもあるでしょう。

200字1,400円の報酬であった場合、4時間かかれば時給は350円ですが、

30分で完成できれば2,800円です!

 

【200字1,400円報酬の場合】
・4時間:時給350円
・30分:時給2,800円(その差は8倍!)

 

翻訳者の経験と習熟度によってかなり報酬に差が生まれますね!

仮に、200字の原稿を10枚、という依頼が来た場合、全部で2,000字ですから、

2,000×7円は14,000円、2,000×10円は20,000円です。

2,000字に40時間かかってしまうと、1日8時間労働として5日間かかることになります。

1日の報酬は2,800円~4,000円です。

このスピードだと翻訳だけで食べていくのは厳しいですね(^_^;)

 

翻訳のフリーランスの場合には、経験を重ねるにつれ、翻訳スピードが上がり、

報酬が増える、というのがポイントです。

通訳と翻訳、どっちが稼げるの?

通訳も翻訳も、コツコツと真面目にクライアントの要求に応えて

高い品質の仕事を目指していけば、経験とともに自ずと単価が上がっていくのは前述したとおりです。

通訳の場合には経験豊富な通訳者は料金表のランクが上がり、時給単価が上がります。

翻訳者の場合も同様に、経験を積み重ねて、その分野の専門家として翻訳経験豊富な翻訳者として

認識してもらえるようになれば、ワード(1字)あたりの単価が上がっていきます。

当然ですが、単価が上がれば同じ稼働時間でも高い報酬を得ることができます。

 

一見、通訳者の方が時給が高く稼げるのでは?と思いますが、

稼働可能時間で考えるとどうでしょうか?

通訳はクライアントの要望に応え、指定された時間と場所に出向いていき、その場で通訳を行います。

もちろん、2-3日間開催される会議通訳のように拘束時間の長い通訳もあると思いますが、

もっともニーズの多いのは半日程度の商談通訳、会議通訳などだと思います。

会議の依頼が毎日あればいいのですが、ベテランの通訳者でも週に2-3日入っていれば

下準備の時間も考えると十分に忙しいと思います。

仮に、週3日、半日稼働できた場合、

最低料金17,000円×3日×4週間=204,000円です。

 

【駆け出しの通訳者の月間想定報酬】

・週3日稼働+準備時間

・半日×週2-3日

・月給204,000円~

 

複数の通訳会社からの依頼を受けている通訳者であれば、もう少し稼いでいると思いますし、

通訳の単価が上がれば、同じ稼働時間で倍以上の収入でしょう。

 

一方、翻訳者の場合、実務翻訳の依頼頻度と量は通訳者より相対的に高いと思います。

これは私が商談・会議通訳と実務翻訳、両方のサービスを行う外資系の会社に勤務した経験からの推測です。

優秀な翻訳者には複数のプロジェクトマネージャーから依頼が来ますので、

一日2,000字をコンスタントに翻訳できるとして、週5日稼働した場合、一ヶ月で40,000字を翻訳できます。

40,000×10円は40万円です。仮に単価が7円の場合には28万円です。

 

【駆け出しの翻訳者の月間想定報酬】

・週5日稼働

・一日2,000ワード×20日間

・月給280,000円~

 

準備時間、稼働時間を考えるとどちらが稼げるのか?

単純には比較できませんが、継続的に、安定的に、語彙を貯めて効率的に仕事をしていける、

という観点からいくと、どちらかというと翻訳者に軍配が上がるような気がします。

通訳の現場は、どちらかというと一期一会でリピート依頼もありますが、

どんな発言が飛び出してくるか予測できない部分が大きいため、準備をしても

語彙が貯めにくく、その場での対応力、適応力、瞬発力が勝負!という面が大きいのではないかと思いますが、

翻訳の場合には専門分野を決めて取り組んでいくとその分野でのエキスパートとして

同じ分野の仕事が集まってくるでしょう。


まとめ

簡単に通訳と翻訳の報酬をまとめてみます!

通訳 翻訳
3~4時間で時給4,000円~5,000円程度~ ※経験により時給大幅アップ! 1日2,000ワードの翻訳で14,000円程度~ ※経験により時給大幅アップ!

通訳も翻訳も専門分野を決めてコツコツと取り組み、

その分野での第一人者を目指していけば高い報酬が狙えます。

単価だけでなく、継続的に安定した案件を意識して狙っていくことが将来の安定した収入につながっていくでしょう。

単発のお仕事も引き受けながら、継続性のあるお仕事をベースに考えていく・・・

どちらも大切にして通訳者、翻訳者としての経験を積んで幅を広げていくこと、

最初は大変ですが経験を積み重ねれば重ねるほど楽に売り上げがあげられるようになっていくはずです。

個人的には通訳と翻訳のどちらもできる語学のエキスパートを目指し、

ハイブリッドなフリーランス生活を送ることをおススメします!

 

 


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